超臨界流体抽出法(CO2蒸留法)
1980年代に開発された方法で、二酸化炭素などの超臨界流体を用いて抽出する方法です。圧力と温度を変えることにより、 抽出物質も違ってくるので、ほしい物質を抽出しやすいという利点があります。
もともとの原料の香りに近く、画期的な方法といわれましたが、設備が大掛かりで、コストがかかることから、 現時点でこの方法を行う業者さんは殆どありません。
芳香成分は100気圧くらい圧力をかけると霧状になるので、その性質を利用して集めます。この方法を使うと、 高温になる水蒸気蒸留法では得られない不安定な成分が採取できたり、 水蒸気蒸留法でオイルを抽出する過程でできてしまう物質も合成されないので、より自然のものに近い香りが抽出されます。

またエコロジーの観点からも利点があり、 抽出に使用した二酸化炭素は室温で放置すると揮散して抽出物だけが残ってしまうことにはなります。
ですが、有害な有機溶媒は使用しないので環境にも優しい方法といえます。
ただし、二酸化炭素をつかうことで発生する問題点もあり、酸化ガスが芳香成分の化学構造を損ねる可能性や、 皮膚刺激の成分が出てきてしまうとも言われています。
最近のものとしては、無溶媒マイクロ波抽出法というマイクロ波が水分子を直接加熱する性質を利用した方法もあります。
オイルの組成は水蒸気蒸留とほぼ同じです。
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